カバー写真上:中山輝美さん。医薬安全性本部・安全性リアルワールドデータサイエンス部にて、グループマネージャーとして勤務。子どもは小学3年生(9歳)と年少さん(4歳)の男の子兄弟。
カバー写真下左:森友裕也さん。バイオメトリクス部にて勤務。子どもは小学3年生(8歳)と年中さん(4歳)、4月に生まれた0歳の3人で全員男の子。
カバー写真下真ん中:赤坂麻子さん。関東南統括支店オンコロジー領域専門室にてMRとして勤務。子どもは小学2年生(8歳)の女の子と年長さん(5歳)の男の子。
聞き手(カバー写真下右)・構成:「育Work」運営人/編集長 小林麻理
育Work座談会にあたって



助けられた、上司や同僚の育児への理解
―2つ目のテーマは仕事やキャリアです。育児をしながら仕事、となると子どもが病気のときの仕事の対応や、勤務時間の制約について悩ましいと思う方はやはり多いですね。


また、看病や急な呼び出しには夫もすぐに対応してくれ、夫婦で一緒に乗り越えてこられたと思います。


男性の育休取得に一番抵抗があったのは自分?
―森友さんは、第2子誕生の際に5カ月、第3子誕生の際に2カ月、育休を取得されたんですね。きっかけはどのようなものだったのですか?



学童や保育園、育Work環境はまだ充分ではない?
―中外製薬さんは、男性の育休取得率が2019年には83.9%(2015年は16.9%)と右肩上がりに増えているとお聞きしました。実際にお話を伺うと男女ともに「育児しながら働くこと」への理解が職場全体で浸透しているように感じます。
一方、日本全体で言えば、2019年度の男性の育休取得率は7.48%(女性は83%)※です。また保育園や学童の数や受け入れ体制などはまだ充分とは言えません。中山さんは保育園の入園に関してご苦労されたそうですね。
※厚生労働省2020年7月31日発表「令和元年度雇用均等基本調査結果」より




―はい、保育園や学童の数や受け入れ体制の問題は個人の力では解決できないので、本当に悩ましいですね。今後より社会の理解が進み、働き方にかかわらず、安心して育児しながら働くための環境や制度ができていくといいなと願っています。さて、次回は、育児についてお聞きしていきます。