●2020年夏「育Work」を再起動します
2020年春、政府のコロナ感染拡大防止措置が生活に直接影響を与えるなかで、様々な立場の人がそれぞれの「モヤモヤ」を抱えることが多かったように思います。
そして、育児しながら働きたい・働く方も、やはり、「モヤモヤ」を感じられる方が多かったのではないでしょうか。
私自身、娘の保育園登園を自粛し、さまざまな「モヤモヤ」を抱えながら育Workの更新をお休みさせていただいておりました。
2020年夏、この間の想いや経験も踏まえて、いま一度「育Work」の育児しながら働きたい・働く人を応援するという原点を見直すともに、改めて「育Work」を再起動していきます。
これは、2019年の「育Work」活動の総括として制作した冊子の表紙です。「1度きりの人生。自分らしく、毎日、笑顔でいたい」。「育Work」を通じてそうした方々の願いを応援したいという気持ちを込めて、この言葉を表紙にいれました。

●様々な人がモヤモヤを抱えるいま
次の図は、働きたい気持ちの大小をお金の面とそれ以外で分けたものです。(お金の不安は、自身への家計依存度、と捉えるとわかりやすいかもしれません)。
すると、キャリアや収入を維持・アップさせたいのに、育児中で思うようにならない…(右上)、子どもが小さいうちは仕事をセーブしたいけども、お金やキャリアの中断が心配…(右下)など、様々なモヤモヤが見えてきます。
お金の不安が小さいからとモヤモヤしないというわけではありません。かえって「無理して働く必要があるの?」と自身が迷ったり、(親や夫など)周囲の理解や協力が得られにくいとモヤモヤを抱えていることも(左上)。逆に最近では、国の活躍推進政策にプレッシャーを感じてしまう…というモヤモヤも発生しているようです(左下)。
●笑顔で過ごすヒントを提供したい
どの位置になるのかは、子どもの成長や自身を取り巻く状況によって変わることがほとんどでしょう。そして、多くの人にとって共通するのが、「仕事と育児の両立はたいへんだ」ということ、「自分らしく毎日、笑顔でいたいのに、なにかモヤモヤしてしまう」ということではないでしょうか。
だからこそ、育Workでは、「こうあるべき」という一方的なメッセージを送ることなく、そうした方の悩みや不安、しんどさが軽減&解消すること、自身の育児と働き方の選択に自信を持てること、日々の生活に役立つことを目指しています。

あいかわらず、更新はゆっくりですが、1本1本の記事が、長く、多くの方に読んでいただける内容になることを心がけていきます。そして、「育Work」が、「1度きりの人生。自分らしく、毎日、笑顔でいたい」、そんな想いを実現する助けに少しでもなりますように、頑張っていきます。これからもどうぞよろしくお願いします。
2020年 6月29日 「育Work」運営人・編集長 小林 麻理